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随時更新

梅雨の屋久島へ

2002年6月21日(金) 雨

 こりもせず前夜遅くになってから慌ただしく荷を作る。3時間ほどの睡眠の
後、布団から体を引きはがして無事9時の鹿児島行きの便に乗った。10時
45分、屋久島行きYSに乗り継ぐ。
 「天候によっては鹿児島へ引き返すことも予想されますので、ご了承の上
ご搭乗ください」
…空港でよく耳にするアナウンス。でも、そんな現実、自分には無縁だとな
ぜか思っていた。だから、屋久島を眼下にしながら本当に引き返すことにな
ったときには愕然とした。だって、島はすぐそこに見えてる!こんなことなら、
最初から欠航の方がまだあきらめがつくというものだ。

 てなわけで、鹿児島空港に戻ってきてしまった。あのアナウンスは定石文
句ではなかったのね。にわかに焦ってくる。(今までのほほんとしすぎていた
とも言える。)
 自然にはあらがえないけれど、打てる手があるなら、打っておきたい。

 積乱雲の影響なので、船は欠航していないはず。ジェットフォイル「トッピー」
(ちなみに「トビウオ」からのネーミング)に切り替えるか迷う。だが、30分ほ
ど後の午後1時発飛行機にとりあえず席が移行されることとなったので、そち
らを選択。
 飛行機なら30分、トッピーなら2時間半。仮に1時の便が欠航になっても、
午後3時半の最終トッピーに乗れれば、夕方6時過ぎには屋久島にたどり着
ける。ただいま午後0時半。(後に、この時点でとりあえずトッピーの予約もし
ておけば良かったのだと気付く。電話で予約できるし、キャンセルも電話で済
むのだから。)

 …結局午後1時発の航空機は欠航だった。天気予報も依然雨のまま。屋久
島の知人が一足早く欠航の情報を流してくれ、この時点でトッピー予約も試し
てくれるものの、すでに満席。かしこい人はすでにそちらへ流れていた。
 直接港に向かってキャンセル待ちをするか、このまま航空機に望みをつなぐ
か…。
 後者を選ぶ。なぜなら、テレビが見たいから。サッカーワールドカップ事実上
の決勝戦と言われるブラジル対イングランド戦が3時半からある。ほんとなら
屋久島で見るはずだったのだが、かなわなくなった今、テレビも見られず、屋
久島へも渡れなかったというような二重苦はできれば避けたい。
  
 とりあえず3時の航空機に予約をシフトし、時間が空いたので、薩摩揚げ
(チーズ入りとゴボウ入り)を食べたり、空港周辺をぷらぷら散歩したりして過ご
す。湿度は高く、生暖かな風が吹くものの、雨は降っていない。 

 だが、3時の航空機もあえなく欠航。最終4時45分の便はすでに満席でキャ
ンセル待ち状態。もらった番号は30番だった。明日の便も午後までいっぱい。
 とりあえず朝一番のトッピーを今度こそ電話で予約して、キャンセル待ち呼び
出しの午後4時20分までテレビの前へ。どうやら今夜は鹿児島市泊となりそう
だ。やれやれ。

 前半半ば、イングランドのオーウェンが得点。その後展開はなく、まもなく前
半戦終了のあたりで、航空会社のカウンターに向かう。そしたらなんと、
「お乗りいただけそうです」とチケットを渡された。キャンセル待ち30番なのに、
なんで?団体客のキャンセルでもあったのだろうか?

 でも、飛ぶかどうかは相変わらず天候待ちでわからない。数度目の手荷物
預けのあと、再びテレビの前を通り過ぎると、1対1になっていた。うーむ。
さすが、ブラジル。

 搭乗口でぎりぎりまで観戦。ブラジルのロナウジーニョが追加点をあげ、2対
1に。とりあえず、欠航の知らせはなく、後ろ髪引かれながら機内へ。ほぼ定刻
通り空港を離陸した。 そして、思ったほどの揺れもなく、YSは2度目の試みで、
無事屋久島空港へ着陸したのだった。午後5時半だった。

 友人に迎えに来てもらい、家にお邪魔してテレビを見る。彼女はイングランド
(ベッカム)びいきなので、ブラジルに負けてしまったことが悔しいようだ。素麺
やらおつまみやらをごちそうになりつつ、つもる話をしながら、ドイツ対アメリカを
ちらちら見た。ドイツが危なげなく先取点を守りきった。

 大雨洪水警報は出っぱなし。
 雨が小降りになったので、散歩に出かけた。闇に大好きな紫陽花の花がぽこ
ぽこ浮かび上がってる。まだ咲いていてくれて、嬉しい。
 自動販売機でお茶を買って飲みながら、小雨まじりの夜風に吹かれた。
 
 気分、いいなぁ。

  
 いたるところに紫陽花♪  後ろのてっぺん三角の山が
                  愛子岳(多分)


       
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