(写真をクリックすると大きなサイズでご覧になれます)
2006.12.30
「視線」
遠くを見ていたい
けど
気がかりなのは
テストの結果
遠くを見ていたい
けど
気がかりなのは
整理番号
遠くを見ていたい
けど
気がかりなのは
ともだちのイジワル
遠くを見ていたい
けど
気がかりなのは
今日の晩ごはん
遠くを見ていたい
けど
気がかりなのは
虫歯の痛み
近く抱きしめ
遠く見る
今日を小脇に
明日へ踏み出す
2006.12.16
「夜が流れこんでいる」
眠りぎわ感じる
あの夜が体に
流れこんでいる
真暗で
こわくて
重くて
親しい
あの場所のあの夜が
ひそんでいる
だから
眠りにつけばつながる
抱きしめると抱きしめられる
2006.12.9
「雨上がりの冬の夜に」
雨上がりの冬の夜
甘やかな空気がたちこめる
目を閉じて
遠くに思いはせ
息をすいこんで
目を開けて
明日のことに思い巡らせ
息をはきだした
2006.12.2
「誰にも必要とされない夜に」
ドアをあけると
誰にも必要とされない夜が待っていた
せいせいとして
気楽で自堕落なこれは果たして
戦いだろうか
罰だろうか
ほうびだろうか
それとも?
誰も必要としない
誰にも必要とされない夜