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2005.1.29
「さがしもの」
心が満たされるような
おいしいごちそうのような
文章求めます
ひとりに寄り添うような
つながりを呼ぶような
文章求めます
おさまりのよさぶっとばし
魂じかにゆさぶるような
そんなコトノハ
どこかにありますか?
どこにあるのですか?
谷川さんの詩にありますか?
2005.1.22
「言葉にはできない」
いろんな悲しみ
いろんな苦しみ
味わいながらぼくたちは
悲しいとしか言えないし
苦しいとしか言えないし
いろんな楽しみ
いろんな喜び
味わいながらぼくたちは
楽しいとしか言わないし
嬉しいとしか言わないし
言葉でしばる必要もない
湧きあがる果てなき感情
心すませて
やってきた何かを
信じてやるだけでいい
2005.1.15
「ただのいのちで」
森を歩いているときたまに
1センチほど浮かんでる
空に近づいてるような
木に含まれているような
幹の内側くるまれてると
どこからか聞こえてくる
ただのいのちで
ただのいのちで
意味など考えず
ただのいのちで
2005.1.8
「どっちでもいとおしい」
長くつきあってるといやなところも見る
長くつきあってるといやなところも見せる
ぼくたちはこうして
人は完全でないことを
教えあっているのか
気が合うときは楽しい
気が合わないと寂しい
ぼくたちはこうして
人はひとりであることを
確かめあっているのか
でもどっちでもいい
いやなやつであろうと
あるまいと
気が合おうと
合うまいと
お別れしようと
しまいと
どっちでもいとおしい
ぼくたちの間には
今までの不器用な時間が
横たわっているから
2005.1.1
「なつかしいひと」
なつかしいひとに出会った
かつて失うのがこわくて
距離をおいたひとだった
なつかしいひとは
「ひさしぶり」と笑った
ああ生きていてくれたと思った
これからも生きて
生きて笑いあいましょう
ともに失う悲しみをひきうけながら