
2002年1月4日(木) 〜忙しい日〜
目覚ましを6時にセットしていたが、寒さで鳴る前に目が覚めた。ふとんを
片付け、宿のM夫妻に別れを告げ、6時20分に出発。
車は凍っているが、国道は乾いていて走りやすい。ばんばん飛ばせたので、
8時に釧路についてしまった。おお、阿寒に寄る時間あり!
釧路空港から、阿寒のツルセンターは近いのだ。鶴居村の伊藤サンクチュア
リーは何度か行っているが、こちらは初めて。
ここでも、冬の間、タンチョウに給餌しており、観察センターと国際ツルセンタ
ーという保護研究施設が隣接している。タンチョウがよく見られる場所には、
まず、どちらかの建物に入場料400円払わなければならない。入場券は共
通。先に観察センターに入ると、まだ鶴の姿がなく、友人の顔には落胆の色。
しかし、じきに2羽のタンチョウが飛んできた。続いて、5羽。危険を避けて、
夜は凍結しない川の中で一本足で眠る彼らの足には、きらきらと氷の足輪。
嘴に氷がついている鶴もいる。
周囲をよく見ると、川にたくさんのタンチョウがいた。そちらがよく見える場所に
移動。ちょうど、外の展望地に出たら、次から次へとタンチョウが目の前を流れ
るように飛んで行った。夢のような美しさである。そして、さっきまで寂しかった
給餌場には、たくさんのタンチョウが降立ち、よく響く声を交わし、ダンスしてい
る!そう、私は友人にこれを見せたかったのだ。
満足のうちに空港へ。予定より遅れて、千歳空港に到着。空港内のホテルに
チェックインして荷物を部屋に置き、すぐさまJRで旭川に向かう・・・はずが、あ
ー、どじった!えきねっとで特急券を予約していたのだが、JR東日本で予約し
たので、北海道では購入できないのだった。がーん!しかも、キャンセル料30
%取られるという。しかし、駅の窓口の方がとても親切で、えきねっとの担当者
にかけあい、キャンセル料なしにしてくれた。ありがたい!
旭川につき、指定の場所で動物カメラマンM氏を待つ。友人は、この寒いのに
若い子が素足でミニスカートをはいていること、そして、初めて見る厚底ブーツ
にぴっくりしてる。
M氏宅で防寒体勢を整え、エゾモモンガのいる森に連れて行ってもらった。案
内していただく木に最近は4頭入っているという。途中まではクロカンコースの
圧雪してあるところを利用。最後はラッセル。例年に比べると暖かいが、雪が
ものすごく軽くて、山形の重いラッセルとは違い、楽だ。
ねぐら穴の見える場所でじっと待つ。雪が静かに降っている。風がないので寒
さがそう気にならない。しかし、友人はそろそろ旅の疲れが出たか、落ちつきが
なくなっている。うーむ、モモンガ出るまでもつかな?
例年なら、ほぼ同じ時間に顔を出すモモンガたちだが、この冬は天敵のエゾク
ロテンが多く、出て来る時間が遅いらしい。札幌ではなく、千歳空港に宿をとっ
ているため、駅までの移動も考えると、タイムリミットは6時。ぎりぎりまで待っ
たが、出てこない。友人の状態も限界に思えたので、ひきあげだ。私は一年ぶ
りにM氏に会えたし、モモちゃんのいるすぐ近くにいられただけで満足だが、友
人にはただ最後に疲れさせてしまったか。
M氏と友人の両方に気をつかい、私も内心ぐったり・・・
旭川で出発間際にあんぱん買って食べさせ、札幌での乗り継ぎの間に素早く
豚丼を食べ、千歳空港駅でアイスを買ってあげたら、友人も少し元気になって、
ほっ。(ちなみに友人はアラスカ大学教授で53歳ですが)
友人は旭川に着いたあたりから、ずっと様子がおかしかったので、M氏の手前
もあり、私もずいぶん、辛かった。寒いとか、暑いとか、ぜいはーの登りに耐え
て鳥や獣を待つのより、人間の機微に惑うほうが辛いのだ。がうー!
ま、しかし、もとの明るく優しい友人に戻ったので、めでたし、めでたし。
快適なホテルの部屋で、眠りにつくまで、タンチョウが美しかったこと、シマフク
ロウに間近に会えた感動、正月ならではのもてなしのことなど、語り合った。
余談・・・M氏は、旭川在住の動物カメラマン。キタキツネや、エゾモモンガを主
に撮影している。野生動物を相手にするには、根気と忍耐と緻密さが必要なの
で、さぞもの静かな人かと思いきや、豪快に笑う明るい方である。
その人柄に、以前、テレビの取材で訪ねてきた某女優さんが懐き、近々、モモ
ンガの新しい写真集が共著(M氏の写真に彼女が文章をつける)で出版される
予定。
つつ゛く…

タンチョウ(阿寒)…(↑このブルー、なんだろ。ねこ)
ans. たぶん、空の青さが映りこんでいるのでしょう。
実際は白なんですが。ほんとぉーーーーーーーーー
ーーーにきれいでしたよ。ぜひ、本物を見に行って
みて!(あかねずみ)