面白くて、しかもためになる!あかねずみさんの北海道旅行記。またたび日記、危うし!

道東日記3 

2002年1月2日(火) 〜日本の正月〜

今日も晴れ。(昨日までいた霧多布は、私らが去った後、雪が積もった)
目に金色の目の残像が残っている気がする。
ロビーの外には小鳥用の餌台があり、ミヤマカケス、シジュウカラ、ゴジ
ュウカラ、アカゲラなどで賑わっている。川の流れには、元気者のカワガ
ラスもいて、友人を喜ばせた。
正月らしい音楽が流れ、ビュッフェ・スタイルの朝食は、なんでもあり。
普通のホテルでの定番もののほかに、おせち料理の定番、朝から刺身、
カレー、まーぼー豆腐、グラタン、餅各種・・・
ロビーでは、餅つきをしている。餅つきに少しだけ参加。友人は超へっぴ
りごし。私は何度かやったことがあるけれど、やはりなかなか腰をいれて
つくことができない。慣れた人のは、ばすん、ばすんと力強い音がするの
に、私がやると、ぺったん、ぺったん。「へなちょこ」って聞こえる・・・
つきたての餅を、おばあちゃんが、ちぎっては丸め、あんこをくるみ、魔法
のような鮮やかさで大福を山のように作っていた。そして、好きなだけ持っ
ていきなさいと笑顔ですすめる。道中の行動食にと、二つずつもらったが、
甘いもの好きの友人は、朝食をお腹いっぱい食べたばかりなのに、部屋
につくまでに大福をふたつとも食べてしまった・・・うーむ、もっともらえばよ
かったか?
満足度120%で宿を出る。自分で持ちますと言ったのに、宿の人が車ま
で荷物を運んでくれ、凍りついた車の霜取りまで手伝ったくれた。
チップの世界から来た友人には、こんなよくしてもらっても、お金を渡さなく
てもいいのか?!と驚異の世界。


〜本来の・・・〜

きらきらの雪景色の中、根室に向かう。開いているスタンドを探すが、
正月なので、なかなかない。食堂なども開いていない。ようやくガソリ
ンをつめ、とりあえず、納沙布岬へ。おっ、食堂兼土産屋が一件営業
している。中に入ると、千葉の知人が汗だくでラーメンを食べていた!
しかも、今宵から二晩泊る民宿も同じという。
メニューには、花咲蟹が丸ごと乗ってくるラーメンなんてのもあるが、
お店の人に「カツ丼、卵によく火を通したのをお願いします」と注文。
彼女はカツ丼がお気に入り。しかし、欧米人は生卵を食べない。日本
でよしとされる、とろりと半熟の卵とじは、うげげげ、なのだ。
のんびり鳥を見ながら、春国岱へ。民宿風蓮は、風蓮湖に面していて、
抜群のロケーション。ここの夕食は、新鮮な魚と、地の野菜や山菜で
品数が多く、ヘルシーで、とてもおいしい。朝食はパン食だが、ジャム
は手作り。ルバーブや、鳥の調査で行ったサハリンで摘んだツルコケ
モモのジャムなど。(ご主人は鳥のエキスパートで、鳥の標識調査に
協力している)
夕食後、千葉の知人と三人で、宿から車で10分ほどの橋に、シマフク
ロウを見に行った。幸い、風のない穏やかな夜。例年に比べ、暖冬。
とはいえ、山形よりは寒い。空を見上げると、隙間がないほどの星空。
まるで、山の頂上で見るような星だぁ、と眺めていると、けっこう星が流
れる。冷え性で寒がりの私だが、不思議と寒くない。しかし、ほかのふ
たりが凍えてギブアップ。宿に戻った。声だけでも聞きたかったけれど、
空振りに終わったからと言って、それほどがっかりするわけでもない。
会えるかもしれないと待っている間、わくわく感を味わえたのだから。
 
余談・・・北海道の民宿は、値段が安くて食事がよい。しかし、冬は寒
い。各部屋には、ファンヒーターがあるが、寝るときは消すので、朝方、
寒くて起きたりする。私のだんなの実家(利尻島)では、冬はずっとス
トーブ焚きっぱなしなので、風蓮のご主人に「いつも暖房なしで寝てい
るなんて、すごいですね」と思わず言ったところ、「いや、そんなんじゃ
ないです。経済してるだけです」と苦笑。

つつ゛く…


民宿風蓮にて


春国岱


流氷(根室にて)                                               

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